2026年02月02日
WordPressテーマとは?制作会社が「仕組み」と「そのまま使わない理由」を解説
- #CMS
WordPressでサイトを作るとき、必ず出てくるのが「テーマ」という存在です。
「テーマを入れればサイトが完成する」と思われがちですが、制作会社の立場から見ると、**テーマは“完成品”ではなく“設計図の一部”**に近いものです。
この記事では、
- WordPressテーマの仕組み
- 制作会社がテーマをどう捉えているか
- なぜ既存テーマをそのまま使わないことが多いのか
を、専門用語をかみ砕いて解説します。
WordPressテーマとは?
WordPressテーマとは、サイトの見た目と構造を決める仕組みです。
具体的には
- ページのレイアウト
- ヘッダー・フッターの構造
- 記事ページや一覧ページの表示
- CSSやJavaScript
これらをまとめて管理しているのが「テーマ」です。
テーマの中身はどうなっている?
テーマは、主に以下のファイルで構成されています。
style.cssindex.phpsingle.phppage.phparchive.phpfunctions.php
これらは テンプレート階層 と呼ばれるルールに従って読み込まれます。
たとえば:
- 投稿ページ →
single.php - 固定ページ →
page.php - 一覧ページ →
archive.php
「どのURLで、どのPHPが使われるか」 が明確に決まっているのがWordPressの特徴です。
無料テーマ・有料テーマのメリットと限界
無料テーマのメリット
- 初期費用がかからない
- すぐにサイトが作れる
- 個人ブログには十分なことも多い
でも、制作会社視点では…
- 不要な機能が多い
- HTML構造が複雑
- カスタマイズすると崩れやすい
- 作者のアップデート次第で仕様が変わる
「作れる」と「運用できる」は別です。
制作会社がテーマをそのまま使わない理由
① 要件に合わないことが多い
企業サイトでは下のような要件がよくあります。
- カスタム投稿タイプ
- 独自の入力項目
- 複雑な一覧表示
- 将来的な機能追加
既存テーマは
「万人向け」=「誰にも最適ではない」 ことが多い。
② 保守・引き継ぎが難しくなる
既存テーマを強引にカスタマイズすると、
- functions.phpが肥大化
- テンプレート改変だらけ
- 他の制作会社が触れない
結果
「修正したいけど誰も直せないサイト」
になりがちです。
③ アップデートが怖い
テーマアップデートで…
- デザインが崩れる
- 独自修正が消える
- PHPエラーが出る
本番サイトでは致命的
制作会社はテーマをどう使っている?
多くの制作会社は下のどれかです。
- 完全オリジナルテーマ
- 最低限のベーステーマ
- 既存テーマを「土台」として再設計
共通しているのは
「テーマ=デザインテンプレ」ではなく
「保守前提のシステム」
として考えていること。
「テーマを選ぶ」より大事な視点
制作会社的に重要なのは
- このサイトは何年使うか
- 誰が更新するか
- 将来なにを追加するか
- 修正は誰がやるか
これを考えずに
「デザインがいいから」でテーマを選ぶと、
後から必ず詰みます。
制作会社に依頼した方がいいケース
こんな場合は、既存テーマより 制作会社向き。
- 企業・団体サイト
- 採用・IR・実績ページがある
- 更新担当者が複数
- 長期運用が前提
「最初は安く」より「長く安全に」
まとめ
- WordPressテーマは「完成品」ではない
- 仕組みを理解しないと後で困る
- 制作会社は保守・拡張を前提に設計する
- 既存テーマをそのまま使わないのには理由がある
もし
「今のテーマで大丈夫か不安」
「将来の拡張を考えたい」
そんな場合は、早めに制作会社に相談するのが一番安全です。