2025年12月11日
Web制作会社がWordPressサイトを作るときの実際の作業|裏側の全工程を公開します
- #CMS
WordPressサイトは「簡単に作れる」と思われがちですが、実際には多くの専門的な作業が積み重なって完成します。
この記事では、Web制作会社が WordPress サイトを制作する際に行っている実際の作業工程を、なるべくわかりやすくまとめました。
「制作会社に依頼すると何をしてくれるの?」
「なぜ制作に時間がかかるの?」
そんな疑問を持つ企業担当者の方にも役立つ内容です。
1. まずはヒアリング:サイトの目的を整理する
制作会社の作業は、デザイン前から始まります。
● サイトの主目的を明確化
- 問い合わせを増やしたい
- 採用を強化したい
- 信頼感を高めたい
- 商品サービスの理解を深めたい
● 想定するユーザー(ターゲット)
- どんな人が見るのか
- どんな情報を知りたいのか
● 必要なページ・コンテンツ
- 企業情報、サービス紹介、採用、ブログ、実績 など
この段階で方向性を固めると、無駄のないサイトになります。
2. サイト構成図(サイトマップ)を作る
ヒアリング内容をもとに、ページの構成図を作ります。
- どのページが必要か
- どんな並びにするか
- どの情報をどのページに載せるか
企業として伝えたい内容と、ユーザーが知りたい内容をすり合わせながら設計します。
3. ワイヤーフレーム(設計図)を作成する
デザインの前に、まずは “線だけのレイアウト” を作ります。
これがいわゆる ワイヤーフレームです。
- どこに画像を配置する?
- 見出しは?
- ボタンは?
- スマホではどう見せる?
デザインを作る前の段階で内容の方向性を固めることで、仕上がりがぶれません。
4. デザイン制作(PC・スマホ)
ワイヤーをもとに本格的なデザインを制作します。
- 企業の世界観に合わせた色づかい
- 画像、アイコン、装飾の作成
- 読みやすさを優先したレイアウト
- PCとスマホで最適な表示に調整
ここでの作業が“サイトの印象”を大きく左右します。
5. コーディング(HTML / CSS / JavaScript)
デザインが固まったら、実際のウェブページとして形にします。
- HTMLで構造を作る
- CSSでデザインを再現
- アニメーションや動きが必要ならJSを追加
- 画像の軽量化
- スマホでも崩れない調整(レスポンシブ)
見た目だけでなく、表示速度・SEOも意識しながら作ります。
6. WordPressへの実装(テーマ開発)
コーディングしたデザインをWordPressのテーマとして組み込みます。
● 固定ページテンプレートの作成
会社概要、サービス、採用ページなど。
● カスタム投稿タイプの設定
- ニュース
- 実績
- スタッフ紹介
など、会社ごとに更新内容が違うため専用設計にします。
● カスタムフィールドの設定
たとえば「実績」なら
- タイトル
- サムネイル
- URL
- 制作内容
などを入力しやすく。
● 管理画面を使いやすくカスタマイズ
担当者が迷わず更新できるようにします。
7. プラグインを厳選して導入
必要な機能だけを入れるのが基本。
- SEO関連
- セキュリティ
- 画像最適化
- バックアップ
- お問い合わせフォーム(例:Contact Form 7)
プラグインの入れすぎはトラブルの元なので、制作会社では必要最小限に絞ります。
8. セキュリティ・高速化・SEOの初期設定
企業サイトで特に重要な部分です。
- ログインURL変更
- 不正アクセス対策
- 自動バックアップ
- キャッシュ設定
- 画像圧縮
- SNS・OGP設定
- サイトマップ作成
- メタタグ設定
“公開して終わり”ではなく、運用面を見越して調整します。
9. テスト環境で動作チェック
公開前に徹底的に確認します。
- PC / スマホでの表示
- フォームの送信テスト
- リンク切れ
- レイアウト崩れ
- 表示速度
- ブラウザごとの違い
ここで見落としがあると、公開後に大きなトラブルになるため慎重に行います。
10. 本番公開(サーバーへ移行)
テスト環境で問題がなければ本番へ移行します。
- データ移行
- ドメイン設定
- SSL設定
- キャッシュの最終調整
無事公開できたら終了…ではなく、
11. 公開後の運用サポート
- 更新方法のレクチャー
- 修正・改修
- 追加ページ制作
- 不具合対応
- セキュリティアップデート
- SEOの改善提案
WordPressは更新しやすいCMSですが、企業サイトの場合は定期的なメンテナンスが欠かせません。
まとめ:WordPress制作は“見えない作業”の積み重ねで成り立っている
WordPressサイトは誰でも触れるように見えますが、
企業サイトとして安心して運用できる形に仕上げるには、多くの工程が必要です。
- 設計
- デザイン
- コーディング
- WordPress構築
- セキュリティ
- テスト
- 運用
これらの作業を丁寧に積み重ねることで、
“更新しやすく、安全で、成果の出るホームページ” が完成します。